NEXT HORIZON・Shu Land Annexフォトギャラリーブログ・オダギ秀の眼差しとモノローグ。

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空色。 23:53




十五年くらいも昔になろうか。ボクは、通勤途中に通る小学校のフェンスに、空色の可愛い朝顔を見た。
ボクはその朝顔が気に入って、種が出来たらいただこうと思っていたら、ある日、突然、その朝顔が綺麗に片付けられてしまった。
ボクはフェンスの辺りを必死に探して、その種らしいものを見つけ、翌年、自宅の玄関横に蒔いた。そしたら期待通り、空色の小さな日本朝顔が咲いてくれた。
中に数輪、色違いもあったからそれを間引き続けると、四、五年後には、空色の朝顔だけが咲くようになった。
今は、種を蒔くことはしない。毎年、自分で芽を出し、咲いてくれている。
今朝も、小雨の中を数十輪咲いてくれた。今年はそろそろ終わりだろうか。
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獅子。 23:53




仏像の撮影の時には、ボクはハードロックをガンガンかけて気持ちを集中させるのだが、祭囃子のなかで獅子を撮る時も、それと似た気分に落ちてしまう。
舞い狂う獅子の顔が、寂しさに震えたり、虚しくうなだれたり、やり場のない怒りを嘆いたり、歓喜に充ちて悦んだりしているように見えるから、ボクは、自分の姿を撮っているような気分になるのだ。
石岡の祭に出掛けた。汗が、バンダナを忘れた額から、カメラに落ちる。
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希望。 23:54




路地を行くと、小さな棚が設えてあって、白い器が、花鉢のように載せてあった。
鉢の中から芽吹いている緑が、やっと射している光を欲しがっているようにも見えるが、鉢自体、さほど期待されているとも思えない。ささやかな希望が、ちょっと投げやりに放置されている、といった風情だ。いや、希望というより、いつか咲いて欲しい、という願望のようなものか。
希望であれ願望であれ、とりあえず棚に置いておけば、叶えられるかも知れない。そんないいかげんさに、今日はちょっと共感がある。
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池の端。 23:53




池の端の小さな廃屋を眺めている。
折れ曲がった物干し竿が、そこにあった生活を思わせる。
朝起きて、今日はどう生きようか、と思案することはなかったか。
昨日、何をしたかと悔やむ朝はなかったか、と。
池の向こうに、ヒグラシの声。
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歯科帰り。 23:54




午後遅く、歯医者さんに行った。
今日は「口を開いたまま濯いでください」と言われて、ん? どうする? と一瞬考えた。
忙しくて混乱したのだろうか、言い違いに気付いた衛生士と、一緒に爆笑。
帰りがけの車のラジオは、さかんに台風接近を言っている。
ポツポツと、雨粒が落ちてきた。
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木馬。 23:53




何十年か前にたたんで、あばら屋のようになった、旧い理髪店を覗いた。
子ども用の椅子なのだろう、古びた木馬が見える。
ボクが五歳ごろのことだろうか、器用な父が、木馬を作ってくれた。
その木馬と一緒に撮った写真が、一枚だけ残っている。
その写真のボクは、誇らしげに木馬の横に立ち、手を馬の首に乗せている。
この木馬に跨ったのは、どんな子だったのだろうか。
少し埃臭い空気が柔らかい。
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再挑戦。 23:54




我が家の玄関横のハス鉢のハスは、葉も枯れて、茶色に干涸らびた果托ばかりになっていた。
咲き続けた花も、ひと月ほど前に終わり、今年は、もう後始末の季節かと思っていた。
ところが、台風の雨の中、突然蕾が現れて、今朝また、小さいながらも、綺麗な花を咲かせてくれた。こんな、奇跡のようなことが起こるのかと思った。
残り数秒や、もうダメかと言う状態でも、見事に花を咲かせたアスリートたちに素直に励まされたように、今日はハスの花に元気をもらった。見納めじゃないさ、再挑戦の始まりだ。
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よしず。 23:54




馴染みのカフェのガラス壁の向こうに、よしずが掛かっている。
ここ数日の暑さからすると、いかにも日本の知恵がお出ましになった感じで、ありそうな気はする。
だが、ふと、「よしず」って漢字で書けるかと思ったら、えっ?となった。
さて、どう書いたか。岸辺のアシやヨシに、スノコとかスマキとかのスの筈だけどなあ。
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秋空か。 23:59




暑い日だった。日が沈む頃、車窓から見上げると、嵐でも来ているような、激しい空になっていた。
こんな雲は何と言うのか、どこかにしまい忘れた本を思い出して、見てみたくなった。
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楽しい時間。 23:53




大好きな洋画家高橋秀先生のアトリエを訪ねた。
お気に入り作家の作品を眺め合って、悔しいとか涙が出るとか嫉ましいとか、言いたい放題の楽しい時を過ごした。
90歳になられる先生が、ボクよりお元気そうに仕事されている場の空気を吸うと、背筋が伸びる。ご利益がありそうなので、帰りがけにこっそり多めに吸い込んだら、ちょっと咽せた。
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