NEXT HORIZON・Shu Land Annexフォトギャラリーブログ・オダギ秀の眼差しとモノローグ。

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悠然。 03:13




傾いた台石から滑り落ちそうになりながらも、手足をバタつかせることもなく、悠然と風に吹かれている石仏さんに出会った。
こんなお方には、何と声を掛けてよいものやら。
それに引き替え、写真を撮っているとボクは、最近やたら声を掛けられる。ジタバタしてるのかなあ。
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ガード下。 04:36




ガードの下を行こうとして、急に懐かしくなった。
学生時代、家庭教師のアルバイトで、週に二回、ガードを潜った。
ガード横の電器屋で、ヘアドライヤーだったか何だったか売っていて、ボクは欲しいなと思いながら通った記憶がある。欲しいなと思ったことだけは覚えているが、あれは、何だったのだろう。
教えていた中学生は、どんなオヤジになっているだろうか。
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邪鬼。 23:53




田の辻に、青面金剛さまがおって、邪鬼を踏みつけておられた。
元文庚申の刻字があるから、この邪鬼は、もう三百年ほども、こうして踏まれておったのだろう。
だが、ちっともへこたれているようには見えない。辛いかも知れんが、負けるもんかと、強かな根性を見せているようだ。
オイラと同じ庶民仲間みたいだ。つい共感して、頑張れと声を掛けた。
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辻にいて。 23:54




田舎道を行くと集落の外れの辻に、道祖神さんの石塔があった。
ボクも人生の旅を行く端くれ人だからと、無事を願って手を合わせる。
どこかで冷たい風が、笛の音のような吐息を奏でている。
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初法会に。 06:11




仏教徒でもその寺の檀家でもないボクだが、年末年始は、毎年、快く受け入れて下さっているお寺さんに伺う。除夜の鐘を撞かせていただき、そのまま、年明けの瞬間から始まる初法会に臨む。
開会を待ちながら冷える本堂の天井を見上げると、たしか昨年はなかった千羽鶴が、黙って下がっていた。誰かが、何かを願ったのだろう。願いが叶いますように、とボクも鶴の房に手を合わせる。
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ガンマン。 23:54




昔からマカロニ・ウェスタンが好きで、ドク・ホリディや荒野の用心棒のガン捌きにあこがれていた。
「撃とうと思って撃ったんじゃ遅いぜ。撃とうと思った時には撃ち終わっていなきゃ、撃たれちまう」なんてセリフに共感して、そんなふうにカメラのシャッターを切りたいとうそぶいていた。
だから、その頃は、腰に下げたカメラのシャッターをコンマ何秒で切れるか、なんて気にしていた。
今日も、車を走らせながら、ひょいとシャッターを切った。だが、
どうやらガンマンとは、ほど遠くなったようだ。これじゃ、当たらねえ。先に撃たれちまうぜ。
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俯いて。 23:54




陽が落ちるころ、郊外の禅寺を訪ねた。
境内の隅に、地蔵菩薩が佇んでおられる。
横を向き俯いて、思案顔だ。
とても、あなたたちの悩みなど聞いていられない、という素振りをしている。
のんのさまだって、そんな時もあるさ。自分のことで精一杯。
石仏さんは、自分そのもののような気がして安心する。
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見ている。 23:55




ランチをしていると、「それでいいのかなあ」なんて顔でこちらを見ている二人がいる。
もう今年も残り少ないから、それでいいんだよ、と答えてみる。
でも、本当の心の中には、それでよかったワケないじゃないか、なんて、今年を振り返っている自分がいる。
来年こそは、なんて言い訳の口実を探している自分は、例年どおりの自分だ。
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ギンナン。 23:58




学生時代の友人が、今年もギンナンを送ってくれた。浅草界隈を散歩しながら採った実だ。
彼が、一粒一粒拾い集め、一粒一粒仕上げてくれたと思うと、嬉しさと美味しさで、ついウルっとしてしまう。
ギンナンの実は、ちゃんと処理するのは結構手間がかかる。今夜は、彼の気持ちに感謝しながら、珈琲に添えさせてもらおう。
  ※紙封筒に入れ、レンジでチンがいい。熱いうちなら、皮も剥きやすい。
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重き荷を。 02:50




今夜は、みゆきさんを聴きながら仕事している。
自分を呼びながら、呼びながら。

中島みゆき / 重き荷を負いて
https://www.youtube.com/watch?v=6NnaVBXU1P4
中島みゆき / ファイト
https://www.youtube.com/watch?v=MhiW_svhD28
中島みゆき / 時代 Time goes around 2016
https://www.youtube.com/watch?v=JwDtGWha0EU
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