NEXT HORIZON・Shu Land Annexフォトギャラリーブログ・オダギ秀の眼差しとモノローグ。

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湖面の輝き。 06:46



寄り添う小舟が拗ねるように揺れると、湖面の輝きが大きく乱れた(ポストカードから)。

小さな船溜まり。
湖面の輝きというのは不思議なもので、同じような輝きであっても、その日の気分で、見え方がまるっきり違う。
切なかったり癒されたり、さあやるぞだっり悔しかったり、懐かしかったり後悔であったり。
今日のキラキラは、励ましに見えた。これを見てくれるあなたにも、励ましになるといい。
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ベンチ。 03:56



ベンチがあると、ボクは掛けたいと思ったが、キミは通り過ぎた。
いつもそうだった。
ボクは休みたかったが、キミは急いでいた。でも。
掛けなくてよかったよ。掛けずに通り過ぎただけなのに、このベンチを見ると切ない。
ここに掛けて過ごした時があったら、ボクは、二度とこの前を通れない。

                          ポストカードから。
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絵本を眺めながら。 05:40



大洗の浜近い小さなレストランで、絵本を眺めて過ごした午後。

ボクの他には、向こうの隅に一組のカップルだけ。
一冊の絵本を繰りかえし眺めては、時の過ぎるのを待った。
BGMが一巡して、また同じ曲が流れはじめる。ショパン、バラード。

                        
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つくば美術館通り。 04:16



学生時代、こんな黄昏時のこんな街を、わけもなく歩いた。
大学近くのボクが歩いた街は、丁度この景色のように、向こうに文学部の校舎がそびえていたが、女子学生の多いその辺りには違和感があって、もう少しという所まで行くと、引き返すのが常だった。
汗臭い学生会館近くの珈琲屋にたどり着くと、五線紙を出して、子どもの歌を作った。
今だって、同じ事をしようと思えばできるじゃないかと、つくば美術館通りを歩きながら思ったが、そう思ったことが恥ずかしくなって、肩をすぼめた。
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