NEXT HORIZON・Shu Land Annexフォトギャラリーブログ・オダギ秀の眼差しとモノローグ。

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見開いて。 23:56




浜の港の床に、海から水揚げされた奴らが横たわっていた。
眼を見開いて睨んでいるのは、自分たちを貪食する世界を、最後まで見据えていたかったのかも知れない。
自分たちが食われようとしているのに、気付いていない世界もあるのに。
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囚われて。 23:52




集落のはずれに、小さなお堂があって、扉の中を覗くと、たくさんの鶴が囚われていた。
丹念に折られた夥しい数の願いが、じっと息を潜めて、叶うのを待っているようだった。
どこからか、歌うような子どもの泣き声。
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休息、それとも旅立ち。 23:54




家を出ようとしたら、玄関脇のハス鉢の杭に、一羽の小さなキアゲハが留まっていた。
毎日の熱気のなかで、疲れてしまって休んでいるのか、それともこれから新しい世界に羽搏く準備なのか。
目先に見えた蛍光テープを、甘い蜜をくれる花と錯覚しただけかも知れない。
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メロディ。 23:55




ルパン3世が好きなボクは、5月から彼と同じ車に乗っている。
微妙なメンテが必要と言われ、紹介されたメンテナンス工場の親父さんに、オイル交換をしてもらった。
作業場の横で待っていると、隅に一本のギターが立てかけてある。FG-2000だ。フォークソングを唄ったりしていた若い頃、とてもボクらには手が出なかったYAMAHAの最高級手工モデルだ。どんなに憧れていたか。
無造作に置かれたその姿に、若い日のメロディが浮かんで消えた。
親父さんが「昔はよくやったんですよ」と、恥かしそうな顔を見せた。古くなった青春には、うっすらと埃が積もっている。
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通りゃんせ。 23:54




日暮れの道を帰る。
子どもの頃は、日暮れになると、みんなで手をつないで、「♪通りゃんせ」なんて歌いながら帰ったことがよくあった。
そんなふうに、歌いながら歩いて帰ることがなくなって、随分経つんだなと、ふと、思った。
車のなかで、小さな声で、歌ってみた。
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雨の朝。 23:56




雨降りは嫌いではないけれど、今日の降り方は、ボクの好みにはそぐわない。
止んでみたり、突然強く降ってみたりで、だが仕事に出掛けるには、あまりに気紛れなそれもいいかも。
気が進まない仕事の朝は、そのくらい邪魔が入ると、逆に頑張りたくなる。(ちょっと見栄を張って、嘘をついてみた)
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元気出せ。 23:54




三年ほど前、佐原市の街中で、この人形に会った。歳を経た自分ではないかと思った。
ドッペルゲンガー(自己像幻視)とは少し違うようだが、自分に似ていて、すごく親しみを感じた。
色々な辛さはあるが、少し上を向いて「元気出せ」、と言っているような気がした。
この人形の写真が偶然出て来たので、買っておけばよかったという思いが湧き、後悔したが、
つまらぬことを悔やむなよ、と笑っている人形のようにも見えた。
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西金小 23:54




NHK朝のドラマで、なつちゃんの通う農業高校が、茨城県奥久慈の旧西金(さいがね)小学校で撮影され、いま放映されている。
14年前、閉校になる時の西金小を、ボクは一年間通って撮影させていただいた。全校生20人。一つの教室に何学年かが一緒に入り,背中合わせで授業していた。背景が懐かしくて、ついドラマを熱心に見てしまう。
だが、酪農だけでなく農業全体、教育全体が孕んでいる問題は、今なお小さなものではない。
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白いツバキ。 23:55




午後遅く、片田舎の古刹を訪ねた。
白いツバキが、静かに咲き、静かに散れていた。
傍らの無縁仏の花挿しには、ご住職がされたのだろうか、たくさんの花が生けてある。
ふと屈んで見ようとしたら、いきなり昏鐘の予鈴が響いた。
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パッチワーク。 23:54




冬枯れた田圃の傍らに、小さなお堂があった。
覗いてみると、子安観音さまがおられる。
お堂には、綺麗なパッチワークの垂れ幕が下がっていた。
犬連れた年配のご婦人が通られたので「いい幕ですね」とご挨拶したら、年に二回集まって架け替えるのだそうだが、メンバーがもう六人になってしまって続けられるかな、と、でも、楽しそうに話してくださった。
傍の梅は満開だ。
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