NEXT HORIZON・Shu Land Annexフォトギャラリーブログ・オダギ秀の眼差しとモノローグ。

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枯れ野。 23:54




芭蕉の「旅に病んで夢は枯れ野を駆けめぐる」という句が好きで、とても共感する。
夕方、雨が止んだので、霞ケ浦畔の公園に行った。
桜は満開だったが、ここは公園でありレストランではないのでお花見はせず、湿地の隅を歩いた。風が思ったより冷たく、手が凍えた。それでも枯れ野には少しは芽吹きがあって、季節は必ず移ろうのだなと嬉しかった。
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しおり。 23:54




好きな本を読み進めていて、今日はここまでにしようと閉じる時に、メモ用紙など間に合わせのものを挟むのは、その本を創られた方に何とも失礼な気がしてならなかった。
それで思い立って、自分の写真(作品)を使って、栞を作った。
作ってみると、この作業が楽しい。大きさはこれでいいかなとか、穴はどうしようとか、紐の太さは色は厚みはとか、結び方はどうかとか、栞の切り口まで気になって、それが楽しい。
だから、このくらいで許してくださいと、本たちに謝る。
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白い花。 23:54




寒さが戻った夕刻、ご住職が急逝されて、まだとても若いご子息が懸命に守っておられる古刹の傍らを通った。
向かいの畑に、大根がたくさん捨てられている。
衰残した大根から芽が出て、小さな白い花が咲き始めていた。
腐して行く大根が、新しい命を必死に育てている菩薩に見えた。
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池の端。 23:55




古い禅寺を訪ねた。
小さな池があり、端を行くと首の落ちた菩薩像があって、足下に水仙だろうか花が咲き、上には、鳥に食べられて皮を残した柚子のような実が下がっていた。
綺麗に皮だけを残しているから、お腹が空いていたんだね。お腹、いっぱいになれたかな。
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復活の日。 23:56




1982年、風邪ウィルスの陰に隠れたウィルスによって、人類は死滅する。南極に860余名を残して。
小松左京氏が、氏の小説で、1964年に指摘した「一番最初の責任は、われわれにある」という末文を読もうと、「復活の日」を引っぱり出した。
コロナウィルス騒動のこのごろは、「復活の日」そのものだ。映画にもなっているから、見た方も多かろう。(映画「復活の日」は、Amazonプライムビデオなどで見られます)
   復活の日のテーマ:You Are Love/ジャニス・イアン
     https://www.youtube.com/watch?v=S2RtJ583JS0

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乱れ髪。 23:56




気さくな小母さんに会った。
乱れた髪を直そうともせず、だだ紅と髪飾りだけはしっかりつけて、「あらっ、寄ってきなさいよ」と声を掛けてくれそうだった。
気取ってお雛様ぶっていなくていいんですか? と尋ねようと思ったが、ボクのほうが恥ずかしくなりそうなので止めた。
土浦の雛まつりにて。
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落ちてなお。 23:55




茨城県南河内町の妙行寺には、およそ二百年前(文政6年・1823)に建立された供養塔がある。
飢饉の窮状を訴え獄死した農民代表を、今なお供養している塔だ。
傍の椿の花は殆ど落ちかけているが、落ちてなお、生きようとする意志が強そうだ。
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梅まつり。 23:55




嬉しい便りが来た。
ボクの出した年賀状に、高校時代、英語を教えてくださった恩師から、返信が来たのだ。
ボクの年賀状は、狭いはがき面に、小さな文字で60行くらい、エッセイのようなものをぐちゃぐちゃと印刷している。 先生は、ボク以上に小さな字で、何行目の何とかの件が読めないと書いてこられた。先生、そんなに丁寧に読んでくださったのですか。どんなことも蔑ろにしてはいけない、と教えてくださっていましたね。奥様を亡くされてホームに入られた今も、先生の心根は変わらないのですね。ボクは嬉しくて、目頭が熱くなった。
水戸は、もうすぐ梅まつり。仕事場から見下ろす、窓の外は少し暖かい。
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どんど焼き。 23:55




つくば市小田城趾の、どんど焼きに行った。
時折、小雨が降る寒空の下、注連飾りやダルマや、一緒に遊んだり願いをかけたヌイグルミなどが、うず高く積まれて焚き上げられるのを待っていた。
願いは叶ったのだろうか。もうすぐ、火がつけられる。
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修正会。 05:53




ボクは仏教徒ではないのだが、二十年来になろうか、毎年大晦日には、親しくしているお寺さんで除夜の鐘を撞かせていただき、修正会に臨んでいる。普段閉ざされている内陣へも、この時だけは入ることを許され、ご本尊の厨子が開かれる。
内陣は普段は暗いから、その暗闇と外陣とを隔てる格子が、ひどく厳しいものに感じていた。入るんじゃないぞ、ときつく拒まれている気分だ。で、今日は、合掌しながらご本尊に、ちょっとこっちへ出てみたら? と声を掛けてみた。遠くから、新年を祝う花火の音。
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