NEXT HORIZON・Shu Land Annexフォトギャラリーブログ・オダギ秀の眼差しとモノローグ。

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トマト。 23:55




畑に累々と、出荷されずに終わったミニトマトが捨てられている。
その姿を撮りながら、ボクは、朽ちてゆくトマトたちを、気の毒だと思っていた。
だがしかし、秋の風を受けながら午後の光を浴びている彼らを見ていたら,羨ましいような気がしてきた。
一番いい盛りにチヤホヤされて誰かの口に入り、それっきりになってしまうのではなく、
実り、熟し、身体いっぱいに雨風を受け、枯れて果て、大地に抱かれて次の命の糧となる。
いい人生だったね、と思い始めた。
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沢。 16:26




しばらく、水の流れを眺めて過ごした。
流れは緩やかではなかったが、何故か、色々な思い出となった人たちが、緩やかに甦って過ぎて行った。
沢のほとりは、もう、すっかり秋の空気だ。
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隙間。 23:53




道祖神の傍らの巨木の、狭そうな隙間に、着飾った彼女がいた。
どうしてそんなところにいるんですか?、と訊ねようかと思ったが、
人それぞれに事情や好みがあるだろうからと、止めた。
居心地が好いか悪いかは、当人が決めること。
ボクが彼女の立場で問われたとしたら、何と答えようか。
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不苦労。 23:55




街の喧噪がイヤな気分だったので、郊外へ郊外へと向かっていたら、里山の入り口でフクロウに会った。
不苦労に会えたと思うだけで、ちょっと元気が出たから、やあ、と努めて明るく声を掛けると、撮ってったらとポーズしてるようなので、じゃ一枚、パチリ。
でも、勝手に思い込んだけど、不苦労さんじゃなかったのかも。
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格子窓。 15:35




格子の嵌まった窓を見上げるたびに、ボクは、外から入れない、中から出られない、とばかり思っていた。
だが今日、ふと格子窓は、好きな世界を護り合う結界だと思った。
外の世界にいる者は中にいる者に邪魔されない、中にいる者は外のイヤなことに関わらなくてもいい。その境界だ。それでいいじゃないか。
そう思いながら車に戻ったボクは、息苦しくて、窓のガラスを開けた。ボクにはこだわる格子がない。
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彼岸花。 23:54




彼岸が過ぎると、この夏のような暑さは少し落ち着いたようだ。
絡み合って騒々しくしていた彼岸花も、そろそろ静かになってきた。
赤い波は、追憶のように、寄せて来るようでいて、非情に遠ざかる。
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バス停。 15:58




集落のはずれに、通わなくなったバスの停留所が、まだある。
かつて、小屋のようなバス停のベンチに、町の高校に行く女子高生や、病院通いのお年寄りや、倅の機嫌とりに行くオバちゃんなどが座った。
最近は、猪さえもここには寄り付かない。
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曼珠沙華。 17:07




枯れたり苅られたりした曼珠沙華のなかに、アゲハチョウが倒れて動かない。
雪入の郷は、もうすぐ、とっぷり秋になる。
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睨み。 23:53




山間の畑に睨みを利かせているような案山子殿がいた。
「お暑うございます」と声を掛けたが返事がないので、勝手に肖像を撮らせていただいた。
すると、ちょっと大きめの蜂がボクに寄ってきて、威嚇するようにまつわった。あんたの回し者かい?
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救い。 23:56




ふと窓の外を見ると、蜘蛛がいた。
蜘蛛は、救いの糸を垂らしてくれる気がするから、いつも追い払うことはしない。
だが、この糸は細くてこんがらかっていて、救いの糸になれるのかと心配だ。
一生懸命働いてエサを獲り、何とか生活を支えている蜘蛛のように見える。ボクとそんなに違わない気がする。一緒に頑張ろうか。
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