時をみつめて・茨城写真家協会展2006、ふたたび。 |
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今回の写真展のこの作品を仕上げながら、ボクは、中学1年の時に作った年賀状を思い浮かべていた。
色調や雰囲気などが、ちょうどそれに似ていたからかも知れない。
正月休みが済んで学校に出ると、絵画の教師が、その年受け取った年賀状の批評をした。
ボクの賀状を取り上げると、彼は、「誰よりも、群を抜いて素晴らしい作品だ」と言ったが、その後に、吐き捨てるように続けた言葉は、ボクを深く傷つけた。思い出すと、今でも、たまらなく辛い。
彼は、こう言った。「これは、キミの作品じゃないな」
今日、写真展会場にいると、当時の同級生が来てくれて、思いがけず、ふっと漏らした。
「F先生が亡くなられたそうよ、絵の」
時は、やはり非情だろうか。ボクは、あらためて、自分の作品を見つめなおした。
●「茨城写真家協会展2006・現代茨城の写真家たち」オダギ秀「時をみつめて」開催中です。
12月13日(水)〜12月24日(日)・茨城県陶芸美術館(笠間市)
ボクは、13(水)、17(日)、19(火)、24(日)、23(土)午後、会場にいます。
24日午後2時から、ギャラリートークを行います。
●「茨城写真家協会展2006」公式サイトです。
http://www.artzone.co.jp/IPA/kasama2006.html
●電車でいらっしゃる場合は、常磐線友部駅から笠間・陶芸美術館まで、笠間市営の観光周遊無料バスがあります。本数は1時間に1本程度ですが、友部から20分で来れて、とても便利、お勧めです。
●車では、北関東自動車道・友部インターから10分。駐車場は、笠間芸術の森公園北駐車場を。無料。